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思うところも多い 映画・ドラマ・バラエティ 62.人との違い、人工知能の危うさも感じられる SF映画 エクス・マキナ [印象に残る 映画・ドラマ・バラエティ]

2015年に公開された映画『エクス・マキナ』を観たのだが。人工知能 AIを通じて、人とは何かを問いかけるような物語で、謎めいたところもあり、怪しげな雰囲気が感じられる SF映画。現在の状況から現実味もあるため、興味深くもあり、楽しめる映画だった。

物語は、検索エンジンで有名なIT企業のプログラマーが主人公なのだが。抽選が当たり、社長宅を訪問したところ、そこが、人工知能の研究所にもなっており。そこで、社長は、孤独にAIの研究を進め、作られた 人型ロボット エヴァを相手に、人工知能であるかどうかのテストを主人公が行うことになる。エヴァは、顔だけが人と変わらない少女、体の部分は、機械的なもので、そこに印象としての複雑さもあり。

行っていたテストが、アラン・チューリングが考案したという『チューリング・テスト』。人工知能との会話で、人間と人工知能の区別ができなければ、合格というものなのだが。本来のチューリングテストは、人とAIに質問し、制限がある中で、返ってきた文字のみで判定など、地味なものらしく。この映画では、ガラス越しに会話している。

エヴァとの会話の中で、人工知能として、人と変わらないかどうかを調べ、それが、お互いの理解が深まることにもなり。人とロボットの違いが、徐々に曖昧になり、主人公の心境に変化もある。部屋の監視カメラで、社長が常に監視しており、作られたロボットではあるのだが、自由に外にも出られず、そこに、監禁されているような、そんな感じにもなる。

ネットでやり取りされる莫大な情報から、人に関するデータを収集し、それが、AIに行かされているため、テストする側の主人公の感情を表情のわずかな違いで読み取ることもでき、手品などで使われるマインドリーディングを彷彿させる。

これにより、テストする側の主人公の方が振り回されることになり、現在でも、人の表情で感情を読み取るというものもあるため、ない話でもなく。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)が身近になり、ここで得られた莫大な情報を元に、何かが起こるという 都市伝説もあり、そこにリアル感がある。

社長も、強引なキャラクターで、何をやり出すか分からない雰囲気があり、一方、エヴァも、少女な顔で、行動が人間らしくても、AI。主人公は、どちらを信じるかという流れにもなり、最後には、驚きの展開になる。なんとなく気になっていた疑問が、分かったような、そんなところも、楽しめた。

人には、感情があり、適当さや曖昧さもあるのだが、そこに人間らしさがあり。これをAIで表現しようとすると、もともと白黒ハッキリ付ける仕組みなため、意図的に行うことになり、本来の姿とは違い、偽りにもなる。

しかも、AIは、明確な目的を持って行動しており。この目的が、自身が有利にとなると、人の感覚とも違うため、手段を選ばず。この問答無用な感じが、冷ややかで危うさを含んでいるのだが。また、人は、見た目で様々な感情も芽生え、この良し悪しも感じられる。

同じような 映画では、『EVA<エヴァ>』もあり、こちらの方が、温かみがあり、感情に訴えるものが多く。『エクス・マキナ』は、闇の部分が色濃く、サスペンス感が強いような。

 


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